【書籍要約】観察力の鍛え方

今回は佐渡島庸平さんの書かれた「観察力の鍛え方」を解説していきます。

観察力を鍛えるための具体的な5つのアクション

そもそも観察って何?

観察とは仮説と対象のズレを見る行為

良い観察は何を生むのか?

それは問いです。良い観察をすると問いが生まれます。その問いから仮説が生まれ、次に新しい観察が始まります。

観察→問い→仮説→観察→問い→仮説… これを繰り返すことで、観察対象への解像度が上がっていきます。

人類の偉大な発明も、最初はシンプルな問いから生まれている。そのシンプルな問いに対して観察サイクルをぶん回すことで、解像度が上がり人類を前に進める発明へと進化する

そして雑でも良いからまずは仮説を立てることが大切。仮説を立てると、その仮説を検証したいという欲が生まれ、観察が始まる。

じゃあどうやって仮説を立てれば良いの?

それを今から説明するよ

まずは愚直なディスクリプション

まずは愚直にディスクリプションしてみましょう!

ディスクリプションってなんだよ!

ディスクリプションっていうのは目に見えたものを言葉として表現すること!

こちらはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」です。これをみて何がか描かれているのか言葉にしてみます。

  • 絵の真ん中にメイドの女性が立っている
  • 両腕を使って牛乳を丁寧に少しずつ注いている
  • テーブルにはエメラルドグリーンのテーブルクロスがかけられている
  • 小さいパンから大きなサイズのパンといった様々な大きさのパンがある。

上記のように目に見えたものを具体的に言葉にしていきます。本書ではもっと具体的に細かく、たくさんのディスクリプションが行われていました。

実はこの「牛乳を注ぐ女」にはキューピッドが描かれています。ここで、「女性は誰かに恋をしているのか?」とか「女性は誰かから恋をされているのか」といった仮説が生まれます。

ディスクリプションをすることで対象の細部にまで気がまわり、仮説が生まれます。

外部の「評価」を参照軸にする

ディスクリプションはわかったよ。でもディスクリプションしても何も思いつかねえよ

そんな時は真似しよう!

目に見えたものを言葉にしても、何も思いつかない!そんな時は他の人がどのように「牛乳を注ぐ女」をみたのか情報を集めるのも効果的です。

データを活用する

統計データがあるならデータに当たるのが良い。

記憶は妄想。仮説を立てる際に記憶に頼ってはいけない。

著者は「幸せになるために、睡眠を活用したい!」という欲望をもとにスマートウォッチで睡眠のデータを観察し始めたそうです。

最初は「充実した日中が、良い睡眠を生む」という仮説を持っていたといいます。しかし毎日自身の睡眠データと毎日向き合っていると、「良い睡眠が、充実した日中を生む」という真逆の仮説が生まれたそうです。

データから仮説を立てるときは欲望を持ちながらデータを見ることで、仮説が生まれます。思いついた仮説をデータと見比べるときには客観的になる必要があるが、仮説を作る時は主観的になった方が良いです。

ちなみに著者が使っているスマートウォッチは健康管理に特化したFitbitみたいです。それなりに値段するけど、めちゃくちゃ気になるので買ってみようかな…

まずは真似から始める

ピカソは言いました。

「優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」

またApple創業者スティーブ・ジョブズは真似の天才とよく言われます。

真似したり盗んだりすることはネガティブなことと捉えられガチですが、実は真似や模倣を良いものとして捉えている偉人は多いです。

真似をすることで何を得られるか?それがです。

真似をし続けることで事で型の存在に気付き、型が生まれた理由を考えていくうちに自分に型が身につきます。

型を通して、観察ができ、仮説を立てられるようになるまで、真似をし続けることが大切です。

自分だけのモノサシを育む

モノサシというのはぶれることのない自分の価値観のことです。

モノサシを育む方法を本書より引用します。

モノサシは、はじめからもっているわけではない。自問自答を繰り返し、たどり着く。「それでいいのだ」と理由もなく納得する答えが出てくるまで繰り返す、を続けるしかない。真似るを続け、型を学んだりする中で、世間を見る解像度が高くなったときに、自分と世間の間に生まれたズレや違和感から思いつくものだ。

佐渡島 庸平. 観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか

先ほどの章でもあったように兎に角真似をし続け、型を学びます。すると世界を見る解像度が高まってきます。解像度が高まると自分と世間の間のギャップに気づくことができるようになります。そうして自分だけの価値観が形成されていきます。

まとめ

このあと本書ではバイアスについて触れ、観察が歪む原因を探ります。その後見えないものを観察する境地に達します。そこでは「感情」と「関係性」といったものを扱っています。

長くなりすぎるので今回の記事は一旦ここで終了します。

続きの要約も書くかもしれないし、書かないかもしれません。気になった方はぜひご自身で手にとって読んでみてください!

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