インフレとは何か、簡単にわかりやすく解説!

お金の価値が下がり、モノの価値が上がる

インフレとはお金の価値が下がり、モノの価値が上がることです。例えば今日1000円でTシャツが買えたとします。全く同じTシャツを1年後に買おうとした時に値段が1100円になっていたとします。これは何が起こっているのかというとお金の価値が下がり、モノの価値が上がった。つまりインフレ状態にあるということです。

インフレとはお金の価値が下がり、モノの値段が上がること

 



お金というのは価値が絶対に変化しないという代物ではありません。日々お金の価値も変動しています。例えば日本では最低賃金が上昇傾向にありますが、これもお金の価値が下がっていると表現しても良いと思います。というのも「一人の人間を一時間働かせるのに必要なお金」が時給ですが、最低賃金が500円の場合は当然ですが500円で一時間働いてもらうことができます。しかし最低賃金が1000円になった場合、一時間働いてもらうのに1000円必要になります。倍の値段払ったからといってアルバイトが倍の働きをしてくれるかというとそうではないので、これもお金の価値が下がったということになります。

このようにお金の価値は日々変化しています。そしてお金の価値が低くなる方向に変化することをインフレ(インフレーション)と言います。逆にお金の価値が高くなることをデフレ(デフレーション)と言います。

お金の価値は日々変化していて、お金の価値が下がることをインフレという

 



どんな時にインフレは起こるのか?

ではどんな時にインフレは起こるのでしょうか?様々な理由が考えられますが、主に二つの状況が考えられます。

  • 需要に対して供給が足りない時
  • 通貨の供給量が多くなる時

一つ目は需要に対して供給が足りない時です。需要というのはある製品を欲しがる人がどのくらいいるのかということで、供給というのはある製品がどのくらい世の中に存在しているのかということです。

限定品を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。例えば100足限定のスニーカーがあったとします。このスニーカーのデザインがイケてて、コンセプトもカッコよかった場合このスニーカーを欲しがる人は100人以上現れるでしょう。この時このスニーカーの値段はおそらくどんどん上がっていくことでしょう。このように欲しいと思う人の数に対してそれが世の中に出回っている数が少ないとモノの価値が上がっていきます。

ある製品を欲しいと思う人の数に対して、その製品が世の中に出回っている数が少ないとモノの値段が上がる

 



二つ目は通貨の供給量が多くなる時です。日本では円が通貨として流通しています。この円を発行しているのは中央銀行である日銀です。極端な例を出すと、この日銀がある日突然「今から日本国民全員に5000兆円配ります」といったら何が起こるでしょうか?

日銀
日銀

今から国民全員に5000兆円配ります

多分時給1000円で働くのなんてバカらしくて働いてられません。1000円でTシャツ売っていた人もどうせみんなお金いっぱい持っているんだから値段釣り上げようといった具合で1000万円くらいでTシャツを売り始めるかもしれません。

これは極端な例ですが、世の中に出回っているお金が多くなるとそれだけお金の価値も下がっていきます。

インフレによる影響

インフレが起こるとどんな影響があるでしょうか。まず貯金している人は不利になります。例えば1000万円貯金していた人がいます。この人は1000円のTシャツを1万枚買うことができます。しかしインフレが起こってTシャツが2000円になった場合1000万円貯金していた人は5000枚しかTシャツを買うことができなくなります。このようにインフレが起こると貯金していた人は損をすることになります。

インフレが起こる世界では貯金しているのは損

逆に有利になる人はどんな人でしょうか? それは借金をしている人です。1000万円借金している人がいたとします。現実ではあり得ない話ですが、1000円のTシャツを売った時の利益が1000円だとします。1000万円借金している人は1000円のTシャツを1万枚売らなければ借金を返すことができません。しかしインフレが起こってTシャツが1枚2000円になった場合この人は5000枚売るだけで借金を返すことができます。よってインフレが起こると借金をしていた人は有利になります。

借金をしている人にとってインフレは嬉しい

インフレでは貯金している人は不利になると説明しました。だからと言って有り金全部使って生きていくというのはあまりにもリスクが高いです。ではどうすれば良いのかということですが、これはお金を他の資産に替えて保存しておけば良いということになります。具体的には株式やドルやユーロといった円以外のお金、金や銅といった貴金属を持っておくようにすれば仮にインフレによって円の価値が減っても資産を守ることができます。

貯金をするだけではなく、株式や外貨、貴金属を持っておくことでインフレ対策になる

 



まとめ

インフレというのはお金の価値が下がって、モノの価値が上がることです。

インフレはモノの数が減ったり、流通するお金の量が増えたりすると起こります。

インフレが起こると貯金していた人は不利になり、借金をしていた人は有利になります。インフレに対応するためには貯金だけではなく、株式や外貨、貴金属などの資産を保有しておくことが必要になります。

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