アメリカ独立革命とは
イギリスの植民地であったアメリカがイギリス本国に対して独立をするために戦った戦争であり、ヨーロッパ諸国も巻き込む国際的な戦争になった。
アメリカ独立革命3つのポイント
- ピューリタンがアメリカに移り住む
- 本国からの高い税金
- ヨーロッパ各国の手助け
ピューリタンがアメリカに移り住む
イギリス本国で宗教的な理由で住み辛い思いをしていたピューリタンたちが自由を求めてアメリカに移り住み、東海岸に13の植民地を作った。
イギリスからの移民なので生活は非常に本国と似ていた。アメリカ南部ではプランテーション(大農園)を実施し、黒人を働かせて商品作物を栽培し、イギリスに売った。
本国からの高い税金
イギリスとフランスがアメリカの植民地を争ってフレンチ=インディアン戦争が勃発。この戦争はイギリスが勝利する。しかし、この戦費により財政難に陥ったイギリス本国に様々な税金を課せられる。
- 砂糖税。日々の嗜好品である砂糖に課税
- 印紙税。印刷物に対して課税。この時イギリス議会に代表を参加させてもらえてなかったアメリカ植民地側は「代表なくして課税なし」と抗議をする。
- 茶法。イギリス東インド会社に有利になる税金。
これらのような課税に植民地側の人々は徐々に鬱憤が溜まっていった。そして最後の茶法に対してついに我慢の限界をむかえ、ボストン茶会事件を起こす。東インド会社の船舶を襲撃しお茶を捨てまくる。
これにより1775年にアメリカ独立戦争を開始。しかし当初アメリカ国内では独立派、中立派、イギリス派がそれぞれ30%ぐらいいて国内はバラバラだった。そこで独立宣言で独立の機運を高めていった。この独立宣言では基本的人権や革命権が認められた。
ヨーロッパ各国の手助け
サガトラの戦いで植民地軍が本国軍に勝利すると、フランクリンがフランス、スペイン、オランダに協力をあおぎ植民地軍を支援し始める。
他にもロシアを中心として武装中立同盟が結成される。これはアメリカにも協力はしないがイギリスにも協力しないという同盟でイギリスには誰も味方がいないという状況を作り出すことに成功。
流れはどんどんアメリカに移っていった。そしてついにヨークタウンの戦いで本国軍に完全勝利し独立を勝ち取った。
まとめ
税金は歴史の中でいつでも大きな役割をになっていますが、アメリカ独立革命でも戦争開始のきっかけになるという存在感抜群です。
最初は植民地側が勝てるとは思わず支援しなかったフランス等の国々も一戦勝つとすぐに支援し始めるのはなんとも欧州らしさを感じさせてくれます。
またこの独立革命の成功はのちのフランス革命の引き金ともなり、2つで「市民革命」と言われることもあります。
フランス革命の記事も書いたのでよかったら読んでみてください。
コメント