第一次大戦後のアメリカと世界恐慌

 



アメリカの繁栄

第一次世界大戦でアメリカは勝利した。勝利した上にアメリカは戦場になることはなく主な戦場はヨーロッパだった。そのため国内のダメージも少なかった。さらにアメリカは第一次大戦前は借金をたくさんしていた。しかし第一次大戦になんとしても勝ちたかったフランスやイギリスに武器を売ったりお金を貸していた。そのためアメリカは債務国から債権国、つまり借金を抱えた国から借金を返してもらう側の国になった。さらにアメリカの参戦によって勝利が決定的な物になったため第一次大戦はアメリカを世界最強の国に押し上げた。

アメリカ
アメリカ

第一次大戦で武器売りまくって世界最強の国になったわ。これからはみんな俺のいうこと聞けよ。

世界恐慌

そんな繁栄を迎えていたアメリカだったが1929年10月24日木曜日にウォール街で株価が大暴落した。ここから世界中を巻き込む世界恐慌が始まる。この日は暗黒の木曜日と呼ばれる。

資本主義社会において企業は銀行からお金を借りたり株式を発行してそれを買ってもらうことで資金を集める。その資金を使って工場や機械、従業員などの製品を生み出すものを獲得する。そうして獲得した機械や従業員を使って製品を作って売ることで利益を得る。この利益で銀行にお金を返したり株式を持っている人に利益を分配する。

企業
企業

製品をつくって売ることで利益を獲得するぞ〜!

もし企業が製品を作りすぎて売れ残ってしまった場合どうなるだろう?製品が売れなかったので企業は利益がなくなる。銀行に借金が返せなくなったり株式を買ってくれた人にお金を配れなくなる。利益がない企業の株式を持っていても意味がないので人々は株式を売り出す。たくさんの人が売りに出すと株式の値段は下がり、企業内にも資金がなくなっていく。こうして企業は潰れる。

企業
企業

やべえ、製品売れなかったからお金返せねえ。潰れます。

企業が潰れるとそこで働いていた従業員は失業者となり収入がなくなる。するとその失業者は給料がなくなったので今まで買っていたものを買えなくなる。するとさらにその失業者にものを買ってもらっていた企業の製品も売れなくなる。そしてその企業も潰れ、新たな失業者が生まれる。これがどんどん連鎖して経済は低迷していく。

失業者
失業者

会社潰れたから給料もらえねえ。今まで買ってた化粧水もう買えねえわ。

化粧水の企業
化粧水の企業

やべえ、製品売れなかったからお金返せねえ。潰れます。

 



アメリカの対策

不況を迎えた当時のアメリカの大統領はフーヴァー大統領だった。フーヴァー大統領はいわゆる「小さな政府」を志向する人で政府が経済に介入するのをできるだけ小さくしたかった。

フーヴァー
フーヴァー

政府は何もしなくても経済は勝手に元に戻るから安心しろ。

さらに第一次大戦の後多額の賠償金を背負わされて苦しんでいたドイツにアメリカはお金を貸して、ドイツはそれで賠償金をイギリスとフランスに支払う。そしてイギリス、フランスはアメリカに借金を返す。みたいなお金の流れができていた。しかしこれをフーヴァーはストップした。こうしたフーヴァーの政策は失敗し、世界中を巻き込む大不況となっていった。

フーヴァー大統領は次の選挙で勝利できず、フランクリン=ルーズベルトがアメリカの大統領となった。

ルーズベルト
ルーズベルト

政府が経済に介入していくぞ

ルーズベルト大統領はニューディール政策と呼ばれる政府が経済に積極的に介入していく手段をとった。企業がものを生産し過ぎるのを防ぐ法律を制定したり、労働者を守る法律を作ったり様々な法律で経済を支えた。さらに公共事業も積極的に行うことで失業者を助けていった。

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