日中戦争の原因を簡単に解説

 



日本の大陸進出

日清戦争以来日本は大陸への進出を試みていた。さらに世界恐慌などの影響を受けて国内経済が打撃を受けると満州事変によって満州国を建国するなどさらに大陸への影響力を高めようとしていた。

日本
日本

中国大陸に進出するぞ

満州事変あたりから軍隊(特に陸軍)が国内に持つ影響力が高まっていた。そんな中で五・一五事件や二・二六事件など軍隊の人間によって内閣や政治に関わる重要人物が殺される事件が起こった。

軍人
軍人

俺たちのいうことを聞かねえ政治の偉いやつを殺す

軍のいうことを聞かない人間は殺されるという事件が起こったことで内閣にとって軍隊は無視できない存在になっていた。

陸軍のいうこと聞かねえと殺されちまうから軍隊の顔色伺いながら政治しねえと

広田弘毅内閣の時に軍部大臣現役武官制が復活した。これは陸軍大臣や海軍大臣には現役の軍人しか就任できないということを決めたもの。大臣が一人でも欠けると内閣は成立しない。つまりこの軍部大臣現役武官制が成立すると軍部は気に入らない内閣だった場合、大臣を推薦せず内閣を成立させないという技を繰り出すことができるようになってしまう。

気に入らねえ内閣だったら、大臣出しません

くそ、軍が大臣出してくれねえから内閣作れねえ

こうして日本ではどんどんと軍が持つ影響力、力が大きくなっていき日中戦争、太平洋戦争へと突入していくことになる。

西安事件

当時中国のトップは国民党の蒋介石。中国国内ではこの蒋介石の国民党vs共産党の内戦が起こっていた。そのため日本の満州国建国などの大陸進出にかまっている場合ではなかった。

蒋介石
蒋介石

まずは共産党潰してえから日本に構ってる暇ねえ

しかしそんな中国で西安事件が起こる。親父である張作霖を日本軍に爆破されていた張学良が蒋介石を監禁。内戦をやめて今すぐ日本に対応しろと迫る。

張学良
張学良

今すぐ内戦やめて日本と戦えや、じゃなきゃお前を殺す

蒋介石
蒋介石

わかった戦うよ

 



盧溝橋事件

こうして蒋介石は共産党と手を組み日本と戦うことを決意した。こうして軍隊に引っ張られて戦争へと突き進む日本、内戦を一旦停止して日本と戦う体制が出来上がった中国という状況が出来上がった。

そんな状況で盧溝橋事件が起こる。盧溝橋という場所で日本軍が演習を行なっていたところ一発の銃声が聞こえたところから中国の軍と小競り合いが発生。この小競り合いはすぐに収まったものの、その後の対応をめぐって日本政府と中国政府のすれ違いが発生。どんどん発展していき全面戦争へと突入していくこととなった。

軍人
軍人

なんか銃声聞こえたぞ、中国軍の仕業じゃね?

戦争開始直後、日本は中華民国の首都である南京を占領する。首都を占領したので日本は勝利を確信していたが、中国は敗北を認めず重慶に退いて抵抗を続けた。

日本
日本

良し!南京占領したし、俺たちの勝ちっしょ!

蒋介石
蒋介石

俺たちはまだ負けを認めねえ!重慶に退いて抵抗を続けるぞ!

重慶は山奥だったため日本は大軍で攻めることが出来なかった。さらにイギリスやアメリカ、ソ連が蒋介石を支援したことでこの戦争は泥沼化していった。この蒋介石支援のルートは援蒋ルートと呼ばれた。

日本
日本

山奥に逃げられたから一気に攻められねえ

イギリス
イギリス

蒋介石を支援するぞ

泥沼化していく中で日本はこの援蒋ルートを封鎖することや、ドイツにフランスが降伏したことでフランス領インドシナに進駐していくことになる。こうしてイギリスやアメリカとの関係が悪化していきアメリカから石油の輸出を禁止されたことで日本は太平洋戦争へと突入していくことになる。

日本
日本

援蒋ルートを潰すぞ

アメリカ
アメリカ

日本への石油の輸出を禁止します

太平洋戦争で日本が敗れるまでこの日中戦争も続いた。

まとめ

日清戦争以降日本は中国大陸へと進出していた。日本では軍部が台頭し、だんだんと軍に日本全体が引っ張られていくようになる。こうして満州事変をきっかけとして満州国が成立した。

中国国内では国民党vs共産党の内戦が続いていたが、西安事件をきっかけとして蒋介石は内戦を一旦やめて日本と戦うことを決意。盧溝橋事件をきっかけとして日中戦争へと発展していく。

戦争の序盤は日本が南京を占領し日本は勝利を確信していたが、蒋介石は重慶へと退き抵抗を続けた。重慶が攻めにくい土地だったことと、英米などが援蒋ルートを使って蒋介石を支援したことで戦争は泥沼化した。その後日本は太平洋戦争へと突入していく事になる。

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