【中国史】唐の時代はどんな皇帝がいた?

二代目皇帝:李世民(リセイミン)

高宗(コウソウ)と呼ばれることもある二代目皇帝である李世民。有能な政治を行ったため李世民の時代を「貞観(ジョウガン)の治」と言われる。

三省六部(サンショウリクブ)

政治の仕方として三省六部制を確立した。まず皇帝の下に三省と呼ばれる三つの機関を置いた。それぞれの役割は

  • 中書省(ちゅうしょしょう):皇帝と相談してどんな政策を行うか決める
  • 門下省(もんかしょう):中書省で決められた政策を実施するかしないかを審査する
  • 尚書省(しょうしょしょう):門下省の審査を通った政策を実施する

この尚書省が役割ごとに分けられた六部に命令をして実際に皇帝の命令が実行される。

三省の中で皇帝の命令を審議する門下省が一番力を持っており、ここは貴族で独占されていた。そのため貴族にとって良くない政治は行われなかった。唐の時代には貴族が力を持つことになる。

他の政策

他にも李世民は

  • 科挙の実施
  • 隋の文帝が作った三点セット
  • 律令制を確立し、ルールによって国を治める
  • 北にいた異民族の東突厥を制服

など数々の功績を残した。

高宗(コウソウ)と則天武后(ソクテンブコウ)

高宗

貞観の治と呼ばれる李世民の後は高宗が皇帝となった。高宗も時代に唐は最大領土を誇ることとなった。

朝鮮半島で新羅とタッグを組んで高句麗と百済を滅ぼすことに成功。この時百済と仲が良かった日本も参戦しておりこれが日本史でも出てくる白村江の戦い。

則天武后

高宗の後、高宗の息子であった中宗が皇帝になるが高宗の妻で中宗のお母さんの則天武后が皇帝の座を奪って国号を周とする。中国史上唯一の女性皇帝。

中国の歴史書では結構ひどいことが書いてあるそうだが、意外と良い政治を行ったらしい。

玄宗(ゲンソウ)

開元の治

玄宗は唐の9代目皇帝となるとそれはそれは素晴らしい唐の絶頂期と言われるほどの政治を行った。

節度使(セツドシ)を設置して異民族から国を守ったり、均田農民の没落に伴って兵力が低下したのを受けて兵を募集して兵力の低下を防いだ。

楊貴妃(ヨウキヒ)を溺愛

かなり良い政治を行っていた玄宗ですがある一人の女の登場によって政治に関心がなくなっていく。その女こそが世界三大美女のうちの一人と言われる楊貴妃(ヨウキヒ)。楊貴妃を溺愛した玄宗は息子の妻だったにも関わらず自分の愛人にしてしまう。楊貴妃の要求を飲んでいくうちに国内はボロボロになっていった。

国内がボロボロになっても政治をテキトーにやり過ごしていたので節度使であった安禄山(アンロクザン)とその部下の史思明(シシメイ)によって安史の乱が起こる。この反乱を異民族のウイグルの援助を借りて鎮圧したため唐に権力がないことが節度使たちにバレて言うことを聞かなくなっていく。

最終的に節度使の朱全忠(シュゼンチュウ)によて滅ぼされることになる。

まとめと感想

唐は長く繁栄したため超有能な皇帝もいれば無能すぎて母親に皇帝の座を奪われる皇帝もいたり、さらには前半調子良かったのに美女に溺れて唐の没落の原因を作ったりと個性豊かな時代だった。

唐の時代に日本は遣唐使を送ったり日本にも多大な影響を与えた国家なだけに調べれば調べるほど面白いことが出てくる。

やっぱり秦のあと栄えた漢に似てるなと言う印象がめちゃくちゃある。秦の始皇帝が中国を統一し、急激な改革を行ったため農民反乱を招きすぐに滅亡。でもその時できた制度をうまく応用して漢は長く繁栄を築いた。その後あれに荒れた中国を隋が300年ぶりに統一したかと思えば煬帝がめちゃくちゃ農民をこき使って短命国家に終わった。その後をつぐ唐は隋の文帝が作った制度をうまく活用して長く続く国家になった。漢も唐も途中国を乗っ取られそうになるところも含めて「歴史は繰り返す」と言うことを最もわかりやすく教えてくれる教材の一つと言えそう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました