戦後ヨーロッパの動きと冷戦の開始

 



第二次大戦は社会主義国と資本主義国の連合軍vsドイツなどのファシズム諸国の戦いだった。第二次大戦の結果ファシズムは敗れ社会主義と資本主義が残った。戦後はアメリカを中心とした資本主義国家vsソ連を中心とした社会主義国家の冷戦の時代へと突入する。

西欧諸国

イギリス

第二次大戦は総力戦で国民は一致団結して戦った。国力を消費し、国民の生活は貧しくなっていた。そのためイギリスでは労働者に優しい社会主義よりの政党が政権を握ることになる。こうして政権を握ったのがアトリー。

アトリー
アトリー

国の重要産業を国有化するぞ

政権を握ったアトリー内閣はイングランド銀行などの国の重要産業を国有化。公務員を増やすことで雇用を安定させる。さらに民間企業では利益は株主に還元されてしまうが、国有企業では利益を国民に還元することができる。

アトリー
アトリー

社会保障を手厚くする

「ゆりかごから墓場まで」のスローガンを掲げ社会保障を充実させた。子供の頃から教育費の無料などで国から助けてもらい、働いている間は税金が高いが高齢者になれば税金がしっかりもらえる。こうしてイギリスは先進国の中でも社会福祉が充実した国になった。

フランス

フランスでは第四共和制が成立した。戦争で疲弊していたこともあり共産党が人気を勝ち取っていた。小党が乱立していたため政権が頻繁に変わり不安点だった。

東欧諸国

東欧諸国はソ連の力を借りてナチス=ドイツを追い出すことに成功した。よって東欧諸国はソ連の影響を強く受けることになる。

ソ連
ソ連

みんな俺のおかげでナチス追い出せたよね?そうだよね?いいうこと聞いてくれるかな?

しかし一つだけ異色の国が東欧に存在した。それがチトーをリーダーとしたユーゴスラヴィア。ユーゴスラヴィアは自らの力でナチスを追い出すことに成功した。それゆえに他の東欧諸国とは違ってソ連のいいなりになる必要はなかった。

チトー
チトー

俺たちは自分でナチスに対抗したんだからソ連のいいなりにはならねえ

 



アメリカvsソ連

第二次大戦でファシズムをボコした社会主義の親玉ソ連と資本主義の親玉アメリカの対立が深まり冷戦が始まる。最初に仕掛けたのは資本主義陣営のアメリカ。

アメリカ
アメリカ

社会主義の拡大を止めるぞ

ドミノ倒しのように勢力を広げていく社会主義を止めるためにアジアと中東を結ぶ重要な地域であるギリシャとトルコに軍を設置し経済的な援助もした。

さらにアメリカはマーシャル=プランを発表。戦後の復興にお金が必要なヨーロッパにアメリカがお金を貸して経済支援をし欧州でのアメリカの影響力を高めようとする。このマーシャル=プランを受け入れた国は経済復興を遂げることに成功する。

アメリカ
アメリカ

ヨーロッパの皆さーん。戦後の復興にアメリカのお金使ってくださーい。

これらのアメリカの政策に対してソ連は自分の命令を伝達する組織であるコミンフォルムを結成。東欧諸国を衛星国としてコントロールする。東欧諸国は喉から手が出るほどアメリカのお金を欲しがったが親玉ソ連が目を光らせているため受け取ることはできなかった。

ソ連
ソ連

アメリカのお金受け取るんじゃねえぞ

ただしユーゴスラヴィアは社会主義国でありながらアメリカのお金を受け取った。そのためコミンフォルムを除名された。

まとめ

戦争で国力を消費した西欧諸国では労働者に優しい社会主義よりの政党が人気を獲得する。東欧諸国はソ連の助けを借りてナチスを追い出したためソ連の影響を強く受けることになっていった。資本主義の親玉としてアメリカが、社会主義の親分としてソ連が対立を深め実際の戦争にはならないものの政治・経済面で殴り合う冷戦が始まった。

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