冷戦の中の熱戦朝鮮戦争の原因をわかりやすく解説

 



戦後の朝鮮半島

第二次大戦後朝鮮半島は北緯38度線を境界線として北はソ連が、南はアメリカが占領することになった。北はソ連の支援を受けて金日成(キム・イルソン)を首相とした朝鮮民主主義人民共和国(通称:北朝鮮)が成立。南はアメリカの支援を受けて李承晩(リ・ショウバン)を大統領として大韓民国(通称:韓国)が成立。

金日成
金日成

北は俺たち朝鮮民主主義人民共和国が社会主義国としてやっていくぜ

イスンマン
イスンマン

南は俺たち大韓民国が資本主義国としてやっていくわ

朝鮮戦争の開始

朝鮮戦争が起こる前年、社会主義陣営は勢いに乗っていた。ソ連が核兵器の開発に成功し中国では共産党が内戦に勝利して社会主義国の中華人民共和国が成立。北朝鮮はこれら2カ国の助けを借りれば大韓民国を倒せるだろうと考えた。

北朝鮮
北朝鮮

最近社会主義勢力調子いいから俺たちも便乗して韓国を攻める

こうして北朝鮮が南下を始めたことで朝鮮戦争は始まった。準備を整えていた北朝鮮に対して韓国は苦戦をする。朝鮮半島の端っこまで韓国は追い込まれてしまう。そこで韓国を支援したのが国連軍。だけど実際はアメリカ軍。

アメリカ
アメリカ

国連軍を使って韓国を助けるぞ

国連での重要な決定は安全保障理事会で決められる。常任理事国の5カ国は拒否権を持っておりどこか一つでも賛成しなかったら軍隊は出動できない。5カ国の中に社会主義陣営の親分であるソ連もいるので普通に話し合ったらソ連に拒否権を使われて国連軍は出動できない。

アメリカ
アメリカ

ソ連が安保理をボイコットしているうちに国連軍の出動を決める

アメリカはソ連が安保理をボイコットしているすきに国連軍の出動を決めるというグレーな決め方を採用。国連軍が朝鮮戦争に参戦し、韓国は巻き返すことに成功。北朝鮮は中国との国境付近まで追い込まれることになる。

そんな時北朝鮮を助けてくれたのが中華人民共和国だ。ただ、中国の正規軍を使ってしまうとアメリカとの戦争に発展してしまう恐れがあったのであくまでも義勇軍、つまりボランティア兵として参戦するという方法をとった。

中華人民共和国
中華人民共和国

北朝鮮助けたいけど正規軍は使えねえな…

せや!ボランティア兵として参戦させればいいアル!

こうして中国義勇軍の援助を受けた北朝鮮は再び息を吹き返す。結果的に再び国境は38度線付近まで押し戻され膠着状態となる。ここで朝鮮戦争休戦協定が締結され2020年現在まで休戦となっている。

 



軍事同盟の強化

第二次大戦後実際の戦争は起こっていなかったが、社会主義陣営が力を増したことで朝鮮戦争が起こってしまった。これに焦りを感じた資本主義陣営の親分であるアメリカは軍事同盟を形成して集団での安全を確保するようになる。

アメリカ
アメリカ

社会主義勢力の勢いがやべえから同盟たくさん組んで囲んでやる

  • 太平洋安全保障条約
    • アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド
  • 東南アジア条約機構
    • 米・英・仏・タイ・フィリピン・インドネシアなど
  • バグダード条約機構
    • トルコ・イラク・英・パキスタン・イラン

こうしてアメリカは太平洋・東南アジア・中東、そしてNATOを合わせてソ連を囲むように軍事同盟を締結して行った。

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