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イギリス

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こうしてイギリスは植民地を求めて海外に進出していく。
オランダとの東南アジアをめぐる争いで敗れたイギリスはインドに狙いを定めた。エリザベス女王の頃に作られた東インド会社を中心にインド進出を目指した。インドのマドラス、ボンベイ、カルカッタを拠点とすることに成功する。
さらにイギリスは北アメリカにも目をつけた。宗教的な自由を求めたカルヴァン派を信仰するピューリタン達がイギリスに移り住んで13の植民地を作った。この13植民地は主に現在のアメリカの東海岸にあった。
フランス

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イギリスと同じくして海外の植民地を求めたフランス。ルイ14世時代の国の財務総監であったコルベールがフランスの東インド会社を再建しインドを目指した。

イギリスに好き勝手されたくないからイギリスが作った拠点の近くを拠点にする
こうしてフランスはイギリスが作ったインドの拠点のすぐ近くに自分たちの拠点を作ってイギリスの邪魔をした。
さらにイギリスと同じく北アメリカ大陸にもフランスは進出していく、カナダのケベックとミシシッピ川流域ルイジアナを建設。この二つは主に北アメリカの内陸でイギリスが作った東海岸の植民地の隣だった。この時点でアメリカの領土をたくさん持っていたのはフランス。
イギリスとフランスの植民地争い
こうしてインドと北アメリカでの利害が対立するようになった両国は戦争で植民地を奪い合うことになる。

フランスが参戦する戦争の敵側で参戦してフランスをインドとアメリカから追い出す。
イギリスはフランスが参戦する戦争を見つけてはその敵国側の味方になってフランスと植民地での戦争を仕掛ける。
まずはインドでの争い。七年戦争と同時期に行われたプラッシーの戦いで勝利したイギリスはフランスに勝利。インドはイギリスにとって最も重要な植民地となりイギリスに莫大な利益をもたらすことになる。
北アメリカをめぐってはまずスペイン継承戦争で戦うことになる。フランスの王ルイ14世が孫を強引にスペインの王にしようとした戦争でヨーロッパ中を巻き込んだこの戦争。ルイ14世は孫をスペイン王にすることに成功する。しかしフランスの敵側で参戦していたイギリスにユトレヒト条約でアメリカのでかい土地を取られた。まずスペイン継承戦争ではイギリスが勝つ。
次にフレンチ=インディアン戦争。これもインドをめぐったプラッシーの戦いと同じく七年戦争の裏で行われた。ここでもイギリスは強さを見せパリ条約でフランスの北米の領土の大部分を奪うことに成功する。
植民地争い後の両国
このようにプラッシーの戦いでインドをものにし、スペイン継承戦争の裏とフレンチ=インディアン戦争の勝利で北アメリカの領土拡大に成功したイギリスがフランスとの植民地争いを制することになった。
しかしこの時の戦費が馬鹿にならないくらい高くついた両国。イギリスはアメリカの植民地の人々に重税を貸したことで後の最強国のアメリカ独立を許し、フランスも同じく財政が厳しくなったことが原因でフランス革命が起こり王は処刑された。
まとめ
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。この記事の中で出てきた出来事をそれぞれ解説した記事もあるのでよかったら読んでみてください。
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