ゲルマン人の大移動の原因や影響をわかりやすく解説

 



ゲルマン人の大移動のポイント3つ

  • 移動前のゲルマン人
  • フン人の圧力によって移動開始
  • 各地に諸民族が建国

移動前のゲルマン人

移動前のゲルマン人の様子はカエサルの「ガリア戦記」やタキトゥスの「ゲルマニア」から読み取ることができる。ローマ帝国は地中海を支配していて、ゲルマン人はその北東に住んでいた民族。民会といって一人の王が政治的なことを決めるのではなく、何人かが集まって重要な政策を決めていたりしたそう。さらに奴隷と自由人などといった階級もあった。食料は狩猟や牧畜によって獲得して暮らしていた。

ゲルマン人の大移動が始まる前にもコロヌス(小作人)や傭兵(お金で雇われた兵隊)としてローマ帝国内に住んでいたりもした。

フン人の圧力によって移動開始

ローマ帝国からするとアルプス山脈やドナウ川・ライン川より向こう側にゲルマン人は住んでいたので深い関わりがあったわけではない。しかしゲルマン人が住んでいた地域よりさらに東側からアッティラ王がフン人を率いて移動してきて大帝国を築き始めた。これにより圧力を受けるようになったゲルマン人の一部の民族たちが移動を開始することになる。

このフン人は非常に強かったらしく、ゲルマン人は太刀打ちできなかった。一説によるとこのフン人は中国の歴史でも登場する匈奴だと言われている。匈奴は馬に乗ったまま弓を射ることができたためめちゃくちゃ戦争が強かった。

 



各地に諸民族が建国

フン人の圧力によって移動を開始したゲルマン人はローマ帝国内にどんどん入ってきて国を建て始める。

  • 西ゴート人と呼ばれる人々がイベリア半島(スペイン)に西ゴート王国を建国。
  • 東ゴート人がイタリア半島に東ゴート王国を建国。
  • ヴァンダル人はよっぽどフン人が怖かったのか、イベリア半島を通って北アフリカまで逃げた末にヴァンダル王国を建国。
  • ブルグント人はブルグント王国をガリア(フランス)東南部に建国。
  • ランゴバルド人がランゴバルド王国をイタリア北部に建国。
  • アングロ人・サクソン人がアングロ・サクソン七王国をイングランドに建国後に統一。
  • フランク人がフランク王国をガリア北部に建国。

このようにゲルマン人の中でも様々な民族がいてそれぞれの民族がローマ帝国内に入ってきて国を建国し始めた。ゲルマン人はローマ帝国と同じくキリスト教を信仰していたが、ローマでは異端とされていたアリウス派を信仰していたためあまり仲が良くなかった。最終的にゲルマン人のオドアケルによってローマ帝国は滅亡させられた。

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