ルネサンスとは? なぜ始まったのかも含めてわかりやすく解説

三つのポイント

  • ルネサンスとは
  • なぜルネサンスが始まったのか
  • なぜイタリアで始まったのか



ルネサンスとは

ルネサンスを日本語にすると文芸復興となる。中世のヨーロッパではキリスト教が大きな権力を持っていたため文化、経済、宗教において全てが神中心の世界だったが、それがこのルネサンスによって人間中心に変わっていった。ルネサンスを通して神こそが全てじゃという世界観から人間って素晴らしいよねという世界観に変化していった。

なぜルネサンスは始まったのか

ルネサンスが始まった背景として十字軍の存在は大きい。中世のヨーロッパではローマ教皇並びに教会の権力がめちゃくちゃ強かったのでみんな教皇のいうことを聞いていた。そんな中でキリスト教の聖地エルサレムを異教徒であるイスラム勢力から取り返すという大義名分の元教皇の指示で結成された十字軍だったが全体を通してとても成功とは呼べないような成果しかあげることができなかった。

中世ヨーロッパの人
中世ヨーロッパの人

神こそが全てじゃあああ

このように十字軍がうまくいかなかったため言い出しっぺであったローマ教皇の権威が衰退した。さらにそれまでキリスト教の世界観しか知らなかった人々が十字軍を通してキリスト教以外の文化に触れることでキリスト教が全てではないことを人々は知った。

中世ヨーロッパの人
中世ヨーロッパの人

あれ?ローマ教皇が言ってることが全てではなくね?

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なぜイタリアで始まったのか

このように教会への不信感が高まったことで個人を重んじる人間中心の価値観に変わっていった。

ルネサンスはイタリアで始まるのだが、なぜイタリアで始まり、他のドイツやフランスではなかったのか。それはイタリアにギリシアの文献を読める知識人がたくさんいたからだ。

教皇の言っていることがこの世の全てではないことがわかったヨーロッパの人々だが、長いことキリスト教の価値観で生活してきたために人間らしさとはなんなのか誰もわからない状態だった。これは今日の我々が急に武士的な生活をしろと言われても無理なのと同じで当時のヨーロッパの人々も急に人間らしい生活をしろと言われても無理だった。

中世ヨーロッパの人
中世ヨーロッパの人

人間らしい生活ってなんだよ

そこでキリスト教に染まる前の人間らしい生活をしていた時代の文献などを紐解く必要があったのだがそれには昔の文献を読める知識人が必要だった。当時中東にはオスマン帝国が君臨していて東ヨーロッパのビザンツ帝国はオスマン帝国から圧力を受けていた。その圧力から逃げる形でギリシアの文献を読める知識人が隣のイタリアにたくさん逃げてきていた。そのためイタリアには過去の文献を読み解くことができる知識人がたくさんいたのでイタリアでルネサンスは始まった。

ビザンツ帝国の知識人
ビザンツ帝国の知識人

オスマンの圧力がすげえからイタリアに逃げるか

しかしイタリアのルネサンスでは活動する人に対してお金を出すのが教皇やお金持ちだったため教皇批判やお金持ちを批判することはできなかった。

この時代に活躍したのがレオナルド=ダ=ヴィンチやミケランジェロ。さらにこの時に作られたサン=ピエトロ大聖堂の建設資金をめぐって宗教改革も起こる。

まとめ

十字軍の遠征によってキリスト教に染まったヨーロッパ社会人々が外の社会に触れたことで生活の中心が神から人間に移っていくようになる。人間に移る過程で古い文献を読み解く知識人の存在が必要だった。オスマン帝国の圧力から逃げるようにして知識人がイタリアへと逃げていたためルネサンスはイタリアから始まることになる。

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