産業革命とは
産業革命以前は手作業で物を作っていた、産業革命によって様々な機械が誕生し機械を使って物を生産することで生産性が飛躍的に向上した。たくさん作ってたくさん売ることでお金を稼ぐようになっていく。
三つのポイント
- なぜイギリスで起きたのか
- 産業革命で作られた物
- 産業革命の影響と悪影響
なぜイギリスで起きたのか
産業革命を世界で初めて達成したのはフランスでもなくドイツでもなく中国でもなくイギリスだった。なぜイギリスだったのか理由はたくさん挙げられるがここでは三つに注目していく。
一つ目はイギリスが毛織物で工業で稼いでいたので資本があった。資本とはお金やお金を生み出す物。これがイギリスにはたくさんあった。

俺たちはお金持ちだったんだわ
二つ目は植民地争いでイギリスは強さを見せていたので作った物をたくさんの売り場があった。つまり市場がデカかったと言うこと。

植民地たくさん持ってるから植民地の人たちに製品を売りつけるぞぉ〜
三つ目が人手がたくさんいたこと。当時イギリスで農業の方法が変化した。変化したことでちっちゃい土地でチマチマやるよりでけえ土地で一気にやった方が効率よくね?ってなった。そのため一部のお金持ちが土地を買い占めたため土地を失った人たちは仕事を失った。こうした失業者が都市に集まり工場で働く労働力となった。

耕す畑がなくなったから都市に行って工場で働くかあ〜
以上のような理由がありイギリスでは条件が揃っていたので世界で初めて産業革命が起こった。
産業革命で作られた物
産業革命では様々な機械が作られていく。最初に作られたのはめちゃくちゃ綿を織るのが早い飛び杼と言う機械が作られた。これによって大量の綿製品を早く大量に作ることが可能になった。
綿製品を大量に織ることができるようになると今度は糸がなくなった。よって次は綿から糸を作るために機械ができる。いろんな試行錯誤の結果丈夫な糸を作れるようになった。
そして最後にもう一度綿を早くおれる機械が作られて綿製品を安く大量に作ることが可能になった。
上記の機械は水力を使ったものが多かった。これだと水辺が近くにある場所でないと使うことができない。と言うことで蒸気の力を使った蒸気機関が作られるようになっていく。ワットが蒸気機関をいろんな形で使えるような発明をしたことで蒸気の力を使えるようになった。
他にも蒸気機関車や蒸気船など移動手段にも蒸気が使われるようになり早くたくさんのものを遠くに運べるようになった。
産業革命の影響と悪影響
こうしてイギリスは世界で初めて産業革命を達成し、世界の工場と呼ばれるようになった。
その後ベルギー -> フランス ->ドイツ , アメリカ -> ロシア -> 日本と世界各国がイギリスに続いて産業革命を達成していく。これらの国はのちに帝国主義にはしり、植民地から原材料を輸入しモノを作って植民地に売ることで儲けるようになっていく。
産業革命が起こったことで様々な影響があった。一つ目は資本家と労働者の対立。資本家とはお金持ちのことで資本家はお金や工場や原材料、道具などモノを生産するのに必要なものを持った人のこと。労働者はこの資本家から生産に必要なものを借りてその代わりに給料をもらうことになる。なので基本的には資本家の方が立場が強く、労働者はクビにされることを怯えながら言うことを聞くしかなかった。それでも労働者は労働組合を結成することで全員で一斉に働くことをやめるストライキなどを行うなどしてなんとか資本家に抵抗するようになる。

労働者をこき使ってたくさんお金稼ぐぞ。働かねえ奴はクビな。

お金持ちふざけんじゃねえ!みんな一斉に働くのやめるわ!
他にも工場で物が生産されるようになったのでそれまで家で自分で物を作っていた人や手で生産していた人の仕事がなくなり、工場で労働者として働くようになる。仕事を失った人たちが機械をぶっ壊す運動が始まったりもした。

機械ができたせいで俺の仕事無くなった。機械ふざけんなよぶっ壊してやる
また水力を使ったり、鉄を使ったりするので水が出やすいところや石炭や鉄鉱石が取れるところが新しく都市になっていった。このような都市に人口が集まるようになり農村部からは人が減った。
産業革命を経て資本主義の確率と同時に資本家しか持っていない生産手段を国のものとして管理しみんな同じだけ働いて同じだけのモノを得られるといった社会主義の思想も生まれた。

貧富の差が拡大しすぎるから資本家からお金や土地を奪ってみんなで平等に分配しようぜ
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