ヴェルサイユ体制をわかりやすく解説

 



ヴェルサイユ体制とは

第一次世界大戦が終了し戦後の世界をどうしていくかを決める会議であるパリ講和会議が開かれた。パリ講和会議で結ばれた条約をヴェルサイユ条約と呼び、そのヴェルサイユ条約によって出来上がった体制をヴェルサイユ体制と呼ぶ。

パリ講和会議

第一次世界大戦後の世界をどのようにしていくかを話し合うために戦勝国が集まって話し合ったのがパリ講和会議。この会議に敗戦国であるドイツや大戦の途中に国内で革命が起こって戦争から離脱することになったロシアは呼ばれなかった。アメリカの参戦によって第一次世界大戦での勝利が決定的となったためアメリカの発言権は強くなる。

アメリカ
アメリカ

我々の参戦で勝利を手繰り寄せたんだから言う事聞けよ

こうしてアメリカの主張を中心に会議は進んでいくことになる。アメリカのウィルソン大統領が十四か条の平和原則を発表しこれが会議の基本原則となっていく。

アメリカ
アメリカ

あんなでけえ戦争はもう2度と経験したくないからこれからは平和に行こうぜ

第一次世界大戦は各国が死力を尽くした総力戦となり、国力を消費した。そのためもう2度と大規模な戦争を起こさないようにしようといった内容が十四ヶ条の平和原則のなかに盛り込まれた。

アメリカ
アメリカ

秘密条約とかそういうのはやめてオープンにしてこ

軍縮していこ

自分たち民族のことは自分たちで決めるようにしよう(アジアやアフリカには適応しないけどね)

国際平和機関を作ろうぜ

主な内容としてはこんなところ。

ヴェルサイユ条約

第一次世界大戦の最も大きな原因の一つがドイツの暴走。ドイツに2度と調子こかせないようにドイツに厳しい罰を与えるための条約がヴェルサイユ条約。

フランス
フランス

ドイツのやろう絶対許さねえ。2度と俺たちに歯向かえないようにしてやる

イギリス
イギリス

フランスのいう通りだ!

アメリカは比較的優しい感じに収めようとしたけど戦場になりたくさんの人がなくなったフランスやイギリスはドイツを許さなかった。こうしてドイツに対して厳しい条約を結ばせる。

  • ドイツの持っている植民地は全て放棄
  • 普仏戦争でフランスから奪ったアルザス=ロレーヌ地方の返還(この地域は石炭や鉄鉱石などの資源が豊富)
  • フランスとの国境から一定の距離まで兵隊を置いてはいけない(ラインラントの非武装)
  • 巨額の賠償金

主な内容は上記の通りで最もドイツを苦しめることになったのが多額の賠償金。戦争で疲れ果てているドイツに対して到底払うことのできない天文学的な額の賠償金を請求した。ドイツがこの時の賠償金を返し終えたのが約100年後の2010年でありしかもそれは当初決められた額の10分の1に減額された後だということを踏まえるとこの時決められた額がいかに返済不可能な額だったかがわかる。

ドイツ
ドイツ

いくらなんでも賠償金多すぎ… こんなの返せませんよ

 



民族自決と国際連盟の設立

民族自決による東欧諸国の独立

民族自決とは自分たちの民族のことは自分たちで決めていくというもの。そしてこの民族自決はアメリカが発表した十四ヶ条の平和原則の中に含まれていた。しかし実際に適応されたのはドイツやオーストリアといった敗戦国の領土を縮小することが目的で、英仏が保有する大量の植民地には適応されなかった。独立を勝ち取った国はロシアとドイツの間の国が中心でロシアの社会主義革命の影響が西欧の世界にまで影響を及ぼさない為の壁として作られた。

国際連盟の設立

2度と世界大戦を起こさないために国際連盟が設立された。ただこの国際連盟には問題点がたくさんあった。

  • 言い出しっぺアメリカの不参加
  • ドイツやロシアなど敗戦国や社会主義国家を仲間外れ
  • 重要なことを決める場合は全会一致が必要
  • 平和機関だから武力の使用は無し

上記のように国際連盟はたくさんの問題点を抱えていた。結果的に国際連盟はヒトラーの暴走を止めることが出来ず第二次世界大戦を招いてしまう。

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