第一次世界大戦後の西欧各国

 



イギリス

イギリスは戦前世界最強国家として君臨していたが大戦の最中にアメリカからお金を借りていたこともあって弱っていた。

イギリス
イギリス

戦争で力尽くしすぎて経済的にきつくなったわ

第一次世界大戦は総力戦だったため戦時中は女性も兵器工場などで働いた。命がけで戦った女性たちは自分たちの権利も主張するようになる。

女性
女性

私たちも命かけて戦ったんだから政治に参加させろ

国のために戦った女性たちの権利が次第に拡大していき第四回選挙法改正と第五回選挙法改正によって21歳以上の男女に参政権が認められることになった。

イギリスはアイルランド問題を抱えていた。第一次大戦前に一度自治が認められるも大戦の勃発により延期されていた。アイルランドの独立を目指すシン=フェイン党の活躍もあり独立に成功した。

フランス

フランスにとって第一次大戦はナポレオン3世時代の普仏戦争のリベンジマッチだった。リベンジを果たしたフランスはドイツに対して厳しい態度を取る。

フランス
フランス

普仏戦争のリベンジを果たした!

ヴェルサイユ条約で課された多額の賠償金をドイツは払うことができなかった。これに対してフランスはドイツ工業の中心であるルール地方を占領する。

しかしこれはさすがにやりすぎだろと世界から批判を浴びてしまったのでこの後からは比較的ドイツに優しくなる。ドイツフランスがお互いに攻めあわないようにロカルノ条約を締結し、その代わりにドイツの国際連盟の加入が認められた。

フランス
フランス

お互い攻めるのやめよ。約束してくれるなら国際連盟はいって良いからさ。

このようにドイツにリベンジを達成したフランスはドイツに対して厳しい時代とそれによる国際社会からの批判を受けたドイツに対して優しい時代があった。

 



ドイツ

ドイツでは革命が起きてヴィルヘルム2世が亡命したことで戦争が終わった。この戦後の混乱に乗じてドイツを社会主義にしようとするスパルタクス団が現れる。しかしこの計画は失敗に終わる。

ローザ=ルクセンブルク
ローザ=ルクセンブルク

ドイツを社会主義にしてやる。

そしてドイツでは「最も民主的な憲法」と言われたワイマール憲法が制定される。

ドイツ
ドイツ

国民の意見をめちゃくちゃ聞いていこう

そんな民主的な国になったドイツだったが、第一次大戦の賠償金に苦しめられることになる。フランスによるルール占領が行われるとルール地方の人々は働くのをやめた。働くのをやめたためにドイツ国内は物不足に陥る。しかし戦後の復興のためにお金が必要なのでドイツはお金を印刷し続けた。こうしてお金の量と国内のものの量のバランスが崩れ1914年から1923年の9年間で物価が1.2兆倍に上がった。このお金の価値が下がり、物価が急激に上昇してしまうことをインフレーションという。

これを日本に置き換えて考えてみると現在100円で売っている物が2029年には120兆円になっていることになる。9年後には100円ショップは日本から消え去り120兆円ショップが街に並んでいる。こんなあり得なさそうなことが第一次大戦後のドイツでは起こってしまった。

そんなドイツに天才が現れる。

シュトレーゼマン
シュトレーゼマン

マルクをレンテンマルクと交換するぞ

当時ドイツ国内で流通していたお金の単位はマルク。そのマルクを新紙幣であるレンテンマルクと交換できるようにした。こうしてドイツ国内でのインフレーションを奇跡的に解消することに成功した。

さらにドイツの助け舟を出すくにが現れた。それがアメリカ。

アメリカ
アメリカ

俺たちがドイツにお金貸すからドイツはそれで経済を立て直してフランスやイギリスにお金を返してください。そしてイギリスやフランスはそのお金を使って僕たちアメリカに借金を返してください。

第一次世界大戦で戦場にならなかったアメリカは世界最強に躍り出ていた。大戦を通して武器を売ることで資金力も大幅にアップしていたアメリカはドイツにお金を貸すだけの余裕があった。そうして国内を立て直したドイツはイギリスとフランスに賠償金を支払うことが可能になる。さらにイギリスとフランスはアメリカに借金をして戦争していたのでこの借金をアメリカに返すことができる。こうしたウィンウィンな状態にしたアメリカの案をドーズ案という。

このドーズ案はアメリカがお金持ちであることが前提であるためアメリカが貧乏になった瞬間に終わりを迎えることになる。この終わりが来るのが1929年に起こった世界恐慌である。

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