金解禁とは何かわかりやすく解説

 



金解禁とは

金解禁とは一言でいうと金本位制に移行したということ。じゃあ金本位制とは何なのか。国が金を保有していて、この金と交換することのできる紙幣を発行する。それにより発行される紙幣の信用が高まり、人々はその紙幣を使って経済活動を行う。銀行にその紙幣を持っていけばいつでも金と交換することができるのでその紙幣には価値があるということになる。

日本
日本

金本位制にするかー

我々が印刷する紙幣を銀行に持ってきてくれれば金と交換しますよ

ではなぜ金本位制にする必要があったのか。日本は金解禁する以前は戦後恐慌、震災恐慌、金融恐慌などの恐慌が続いていたため金と交換することができない不換紙幣を印刷しまくっていた。お金をばら撒くことで恐慌を乗り切ろうとしていた。

日本
日本

不景気でやべえからとりあえずお金印刷しまくってばら撒くわ

国内の不況を立て直すためにお金を大量に印刷してばら撒いたわけだが、これには一つ問題点があった。それは世界的に円の価値が下落してしまうということ。当時日本以外の世界の国は金本位制を採用していた。そのため貿易の決済は通常金で行われる。そこに日本は金と交換することのできない円で貿易してもらおうとするわけだが、当然相手国としては金と交換することができず、しかも印刷してばらまきまくっている紙幣を信用することはできない。

日本
日本

よ!貿易しようぜ!円で!

円持っててもどうせ金と交換できないわけだし、持ってる意味なくね?

このように貿易がスムーズに行えない状況が生まれていた。そのため日本も金本位制に移行する事で、貿易をたくさんできるようにしようと考えた。金本位制にする事で日本も金で貿易の決算を行うようになる。その状態で貿易をすれば、商品の代わりに金を相手国に送ることになるので金(輸出)解禁と言われる。

日本
日本

うーん、貿易たくさんしたいから俺たちも金本位制にするか

金解禁のデメリット

金本位制に移行し、金解禁することで貿易しやすくなるというメリットはある。しかしデメリットも存在する。それがデフレに陥りやすいという点。金と交換することのできない不換紙幣は無限にすることができる。しかし金本位制になると持っている金以上の紙幣を発行することができない。そのため金本位制での通貨発行することができる量というのはどれだけ金を持っているかということに左右される。

金本位制に移行することで国内に流通する通貨の量は減る。通貨の量が減るということはそれだけ国民は通貨をゲットするのが難しくなるということである。当時税金は地租を払っていたため毎年払うがくは同じ。でも同じ額を獲得するだけの苦労は増えるので民衆は困窮することになる。

国民
国民

税額は変わらないのに、通貨ゲットする難易度が上がったらそりゃ生活苦しくなるわい

最悪のタイミングでの世界恐慌と、痛恨のミス

金本位制に移行するときに考えなければならないのが、1円で金何gと交換することができるのかということを考えなければならない。この時の日本は世界的な金の価値よりも金の価値を低めに設定してしまった。つまり日本の円が金に対して高く設定されている円高の状態になってしまった。円高になると輸出は厳しくなる。貿易をスムーズにするために金本位制に移行したのに金と円の交換比率を円の割高に設定してしまったために輸出が思うように伸びなかった。

日本
日本

やべえ交換比率ミスって輸出が伸びねえ

交換比率をミスった日本にさらに追い討ちをかけることになったのが、アメリカから始まった世界恐慌。この世界恐慌によって世界中の国が貧乏になってしまったため貿易が滞ってしまった。

日本
日本

やべえ最悪のタイミングで世界恐慌きた

この世界恐慌をきっかけにして世界は金本位制を辞めることになった。一方その頃日本では金が割安に設定されていたため世界中のお金持ちが安全資産である金を求めて日本の金を買いまくった。これによって日本から金が流出し、金が減ったので紙幣の量も減ることになる。さらにデフレが進行し、民衆は困窮することになる。

日本
日本

金が大量に流出しまくったぞ

この金本位制への移行とそれに伴うデフレや世界恐慌の影響を受けた日本の不況のことを昭和恐慌という。

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