日露戦争の原因と結果をわかりやすく解説

 



ロシアの思惑と、イギリスの思惑

日露戦争の原因を理解するのにあたって大切なのが、ロシアの思惑を理解することにある。ロシアは基本的に寒いので、冬になると港が凍ってしまって貿易をすることができなるなる。そのためロシアは凍らない港を求めて南に進出する南下政策を遂行する。

ロシア
ロシア

南に行って凍らない港を獲得するぞ

このロシアの南下政策をよく思わず、監視していたのが当時の覇権国家であるイギリス。イギリスはロシアの南下政策をたびたび妨害してきた。ロシアが凍らない港を求めてオスマントルコと戦争になるとイギリスが介入して邪魔をする。さらにインドがイギリスの植民地だったのでインド方面に南下していくことはロシアには不可能だった。

イギリス
イギリス

ロシアの好きにさせてたまるか

こうしてトルコ方面とインド方面への南下を諦めざるを得なかったロシアは東アジア方面への南下ルートを模索し始める。

ロシア
ロシア

トルコ方面もインド方面もダメなら今度は東アジア方面だ

日本国内の状況

当時日本も朝鮮半島から大陸にかけての進出を目指していたので東アジアから南下を進めるロシアとちょうど利害が対立するようになる。

日本
日本

なんかロシアがこっちの方来てんな

こうした状況の中で日本なのかでは伊藤博文や井上馨を中心とした日露協商論を唱えるグループと山県有朋や桂太郎、小村寿太郎ら対露強硬論を唱えるグループに分かれた。

伊藤博文
伊藤博文

流石にロシアは強えから直接対決は避けようぜ

山県有朋
山県有朋

いつかロシアとやり合うことになるのは目に見えてんだから今のうちからシバきにいこうぜ

そんな日本に対してロシアの南下を防ぎたいイギリスが接近する。こうして日英同盟が結ばれ、日本はロシアとの戦争に向けて準備を進めていくことになる。

イギリス
イギリス

日本さん、ここは手を組んでロシアをシバきませんか

日本
日本

イギリスさんがこっちについてくれるなら恐れるものは何もねえ

国民も一部ロシアとの戦争は避けたいとする論調の人物もいたが大勢はロシアと戦争してシバこうぜ的な風潮が強かった。日清戦争に勝利していたことで日本国民は自信を持っていた。

国民
国民

俺たちは清をシバいたんだ。ロシアだっていけるさ!

 



ポーツマス条約

こうして日露戦争が始まった。日本は陸では旅順を占領することに成功し、日本海海戦ではロシアのバルチック艦隊を撃破した。日本は要所要所で勝利を重ねながらも国力的にキツいギリギリの戦いだった。対するロシアも血の日曜日事件が起こり、革命が起こりかねない不安定な国内情勢だった。そんな時にアメリカ大統領のセオドア・ローズヴェルトの仲介によってポーツマス講和会議が開かれポーツマス条約が結ばれた。

日本
日本

ロシアとの戦争はやっぱり体力的にきつい

ロシア
ロシア

革命起こりそうで戦争に全力を尽くせねえ

こうして結ばれたポーツマス条約によって韓国に対する日本の指導権、監督権が承認された。さらにロシアが清から租借していた旅順や大連を日本が租借することになった。また長春以南の鉄道とそれに伴う権利を勝ち取り北緯50度以南の樺太も日本のものになった。

日本
日本

なんとか判定勝ちってところか

日露戦争は日本の勝利ではあるものの圧倒的にボコボコにしたわけではなかったので賠償金を請求するところまではいかなかった。これに日本国民は反発し日比谷焼き討ち事件などの暴動が日本各地で起こった。

国民
国民

たけえ税金払って苦しい思いしたんだから、賠償金ぐらいとってこいや無能政府が

まとめ

凍らない港を求めて南下政策を進めるロシア。中国に進出し、朝鮮半島を支配することで凍らない港の獲得を目指す。それに対してロシアの南下政策を防ぎたいイギリスが目をつけたのが極東の島国日本。イギリスは日本に接近する。

日本国内では強国ロシア相手に戦わずに協調する派閥といずれ戦うことになるのは目に見えているんだからもういっそのことやりあおうぜという派閥に分かれた。結果的にやりあおうぜ派閥が争いに勝ち、日英同盟が結ばれる。

こうしてはじまった日露戦争で日本は辛くも勝利する。アメリカの仲介によってポーツマス条約が締結された。これによって領土は獲得できたものの、賠償金をとることができなかったため日比谷焼き討ち事件が起こり、軍隊を動員するまでの騒ぎに発展した。

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